1.22.2008

戦国時代のおにぎり出土 上杉謙信の家督争い跡の遺跡で

戦国時代のおにぎり出土 上杉謙信の家督争い跡の遺跡で
 戦国武将・上杉謙信の養子・景虎が家督争いの後に自害した新潟県妙高市の鮫ケ尾城跡から、当時のものと思われるおにぎりが4個出土したことが21日、分かった。06年6月の市の調査で見つかった炭化米の塊を国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で鑑定、「ほぼ間違いない」と結果が出た。

新潟県妙高市の遺跡で見つかった戦国時代のおにぎり

 おにぎりは平均で直径約7センチ、重さ約40グラム。城が戦火で焼け落ちたため、全体が黒く焦げている。鑑定結果によると、(1)米粒が糊化(こか)して接着している(2)外側がおにぎりを手で握った時の丸みに限りなく近い(3)植物の葉や布などで包んでいたと思われる跡が一部に残る――などの特徴からおにぎりと断定。また「炭素14」による年代測定や、同じくるわで同時代に流通した陶磁器が焼けた形で見つかっていることなどから、1579年の落城時のものと判断した。

 蒸し焼きのような形で炭化したことなどから、微生物の繁殖がなく、原形のまま残ったと考えられている。

 市や同博物館によると、理化学的な分析などを加え、おにぎりと断定されたのは全国的にほぼ例がないという。新潟県立歴史博物館(長岡市)で26日から展示される。
景虎といっても後の上杉謙信ではなく、その上杉謙信の養子になった北条氏康の七男の方。謙信の死後家中の権力闘争から謙信の甥景勝と家督を巡り対立し自害するに至っている。(御館の乱)
炭化した塊を調べたら戦国時代のおにぎりでしたという事実もすごいが、そのおにぎりが御館の乱で落城寸前の(もしかしたらそこで死にゆく)武士のものであるとしたら、おにぎりとは言え感慨深いものである。

ちなみに御館の乱の結果家督を継いだ景勝(2007年の大河ドラマ「風林火山」の最終話に少しだけ登場)を支えるのは2009年の大河ドラマ「天地人」の主人公、直江兼続である。
 
posted by 公方 at 17:24, |

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